話を聞いてたり、実際に施術をしてみて感じるのは、セックスとは男性が一方的に「する」ものであり、女性が一方的に「される」もの。または、男性はセックスを「したい」ものであり、女性は「してもらう」ものという認識を持っている女性が多い様な印象があります。
性感マッサージ師相手の場合、男性にまかせっきりの完全なる受身体制でも気持よく感じれるのですが、そのような方が想像していた以上に気持よく感じることができたのか?という事を考えると、そこまでの体験は出来なかった女性もいたのではないかなと思います。
では今日は「女性が気持よく感じれないのは何故か?」を紐解いていきましょー。
まず性的快感を得る方法は大きく分けると二通りに分かれます。
一つはオナニーでも感じることができる皮膚快感で、単なる皮膚快感では、肉体的満足は得られても十分な精神的満足は得られないので、深い精神的満足を伴った強烈なオーガズムや快感は感じにくいのが特徴です。 (とても想像力が豊かな人は除きます(笑))
もう一つは快感を得るために相手が必要な性交によって得られる快感です。 女性は大体の人が自分に対する思いやりや、やさしさ等を感じる事で肉体的快感が一層増幅されるので、男性の気持ちや、その部分を深く感じる事ができると深い精神的満足を伴った強烈なオーガズムを惹起する事ができる女性が多いのです。 これは男性にも同じことが言えるのですが、男性の場合は、性交の機会が少ないので自分が気持ちよくなることを優先してしまい女性の事まで考えられない男性もいますし、女性が男性にまかせっきりの完全な受身体制の場合でも自分が気持ちよくなることを優先するので、これをはっきりと認識できる男性は少ないのではないかなと思います^^; 性交にもマンネリ化という問題があるのですが‥、今回はここを紐解いていくと本筋の話がわかりにくくなるので今回は触れません(笑) また「いける」「いけない」とも少し違うお話です。僕自身は男の「いかせる」「いかせられない」という感情は、男性のエゴと感じる事もあるのでとらわれ過ぎる事によって過剰な刺激になってしまい快感を痛みや不快感に変えてしまうこともあると思っているので、「気持ちいい」の延長線上に「いく」というものがあればいいかなくらいで考えています。
性感マッサージ師の施術において物足らなさを感じている人は、性感マッサージ師の技量(テクニックだけではない要素)が全然という人にあたってしまう場合もありますが‥おそらく前者の快感。皮膚快感しか得られていないのではないかと推測しています。 性感帯を刺激することよって得られる皮膚快感の極致感であるオーガズムは皮膚快感のみで得ることはできるのですが、それは単なる皮膚快感でしかないので、きっとオナニーで感じる事ができるくらいの快感なんだろうなと感じる事もあります。 そういう快感しか得れなかった女性は男性のテクニックにまかせっきりの受身感覚の人が多いような印象があります。 これは受け身が悪いということではなくて、「テクニックにまかせっきり」というのは、心と身体が切り離した状態とも言えますので、これは気持ちよくはなりたいけど頭の中で「もっときもちよくなりたい~」とも「もっと気持よくして~」とも思っていない状態とも言えるので、そういう気分になっていない場合は思っている以上の快感は得にくいのではないかなと思います。
このあたりは、女性によってその行為で何を得たいのか?というのが様々なので、一概に当てはまる事もないのですが、一つだけ言えることは、こうされたいという事をイメージしてその輪郭を強調したほうが深い精神的満足を得やすいと思います。衝動や欲求を言葉に出しちゃう方がその輪郭を強調しやすかったりはするのですが、頭の中でイメージをふくらませる事でもこころとからだを一つにしやすいですね。
ただ、正直、こういうサービスを初めて利用する人や初対面の人にいきなり精神を開放しておもいっきり自分が感じたいように感じてくださいとか身体の快感に気持ちを乗せて行って~と言っても女性にとっては無理難題だと思うので(笑)、後藤はその女性の心に寄り添うように思考を巡らせてその女性と向き合い、徐々に女性の心を紐解いて女性が自然に快感の流れにのっていける様に導いていける様な施術を心がけていますので、あまり深く考えず、気持ちを楽にして施術を楽しんでいただけると嬉しいです。^^