ホ・オポノポノも性感もTOOLの一つ
昔、自らの記憶に向けて、「どの記憶が問題を引き起こしているのだろうか」と問いかけた後、「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」の言葉を繰り返すことで実践されるホ・オポノポノっていう”全責任を負う”ことを原理とする、ハワイに伝わる癒しの方法を実践したことがあります。
基本的には4つの言葉(「ありがとう」「ごめんなさい」「許して下さい」「愛しています」)を唱えるだけのシンプルな技法だけで心のクリーニングができるという事でそういう手軽さが万人受けしたんですが、考え方自体は特に目新しい物ではなく、昔から色んな哲学者や宗教家が考えてきた命題で、真理をみつけた、悟った人が言う共通のことに似ています。
ホ・オポノポノの代表書籍であるイハレアカラ・ヒューレン博士著「ハワイに伝わる癒しの秘法 みんなが幸せになるホ・オポノポノ 神聖なる知能が導く、心の平和のための苦悩の手放し方」では潜在意識の記憶のクリーニング方法や考えについて語られています。精神世界では精神に境界はないので受容される考え方ではあるのでしょうが、問題のある人では無く、責任はすべて自分にあると考えて、自分の記憶をクリーニングすれば問題が解決するという考えは、一般常識の世界ではほとんど通用しない考え方なので一般的にはあまり理解し難いのではないかと感じました。
ひと通り本をよんでみるとホ・オポノポノの、人の心や頭にこびりついた情報(常識、分別、知識など)から解放されて、人間が「自由」を手にし、自分本来の人生を取り戻すという考え方は、昔から仏教で説いている「執着のない」心を実現しなさい、という考え方と同じ事に気が付きます。仏教で言うところの因縁の部分においては整合性を欠く部分はありますが仏教と共通する部分が多く、日本人には比較的近付きやすい癒しのメソッドであるといえます。
しかし、辿り着くところは、仏僧が長期間修行を重ねてもなかなか到達できない悟りの境地なので、真にたどり着くのは実は非常に難しいのではないかとも感じましたw
批判めいたことばかり書いている感じになってますがw個人的に具体的な方法が少し論理的ではないので習得難易度が高いと感じたくらいで、記憶が問題を引き起こしている記憶の色メガネやゆがめられた像で物事を見るから問題や困難が起こるという考えや、唱える4つの言葉は人への感謝やリスペクトを促すには最適でとても納得できますし共感できます。
個人的には心の解放や、苦悩の手放し方において重要なのは、「忘れる」という事だと思っていて、その手法は様々な方法がありますので自分に合う方法を探したほうがいいかなと思います。
「引き寄せの法則」的なバイアスで考えるとポジティブでハッピーなイメージを抱き続けることで、ネガティブなイメージをリライトしていくのも「忘れる」事につながりますし、ホ・オポノポノ的なアプローチで「忘れる」事を実践してみるなら、少しカスタマイズを施して、問題のある人などの自分以外の出来事は無視して、自らの記憶に向けて「ありがとう」と「愛しています」の言葉を繰り返すのもいいかもしれませんね^^
また、性感トリートメントで絶頂へと導く事で、ネガティブなエネルギーを解放するのもひとつの方法です。ホ・オポノポノなどのノウハウを実践することでで潜在意識とつながって無の状態になるとあたたかくなり目の前がふわ~~~っとひろがって無重力になる感覚になって情報や感情を手放すことができると書いている方もいらっしゃいますが、そんなに簡単に無我の境地に辿り着けるのでしょうか?wと思ったりします。無我の境地に似たような感覚は性技によって絶頂へと導かれるほうがまだ体験しやすいのではないかと思います^^
ホ・オポノポノも性感も自分を良い方向に持っていくためのTOOLの一つに過ぎませんので、取捨選択し、TOOLの中の悪いもの・不必要なものを捨てて,よいもの・必要なものを選びとる事が大切かなと。
性感は心と身体の癒し、そして快感を得るためのTOOLでもありますから、現在の状況の中で自分が思っている事としていることがずれているなら、信用できそうな方を探して一度利用されてみるのも一つの手段だと思います^^
2012年12月22日のコラムをリライトしました。