クンニや舐め犬をテーマにしたコラムを書こうと思ったのですが、舐め犬を語るならまずは「バター犬」を語らないといけないでしょう!ということで今回は「バター犬」について書いて行きたいと思います。
※女性にはまったく参考にならない記事なので、「戻る(ブラウザバック)」推奨です(何故書いた!?)。
「バター犬」とは?
現在、「バター犬」は大きく分けて2通りの意味で語られています。
の2つです。
バター犬(バターけん、バターいぬ)とは、女性のマスターベーションの補助として利用されている犬のことを指す。成年向け漫画や一部のアダルトビデオで行われる。
WIKIの説明にもあるように今は前者で一般化されています。
「バター犬」の起源
「バター犬」という言葉の起源は、谷岡ヤスジ先生の漫画作品中(1973年から別冊アクションで連載されたベロベーマンなど)に出てきた「バター犬」とされています。
谷岡ヤスジ先生
谷岡ヤスジ先生は「鼻血ブー」という昔は誰もが知っていた伝説のギャグを生み出したエログロギャグの巨匠で1999年6月14日に56歳の若さでお亡くなりになられています。
70年代に活躍された漫画家ということもあり令和の世では「鼻血ブー」はギリギリ知っていても谷岡ヤスジ先生や漫画を知らない人が大多数なんじゃないかと思います。
谷岡ヤスジ先生の「バター犬」
谷岡ヤスジ先生の漫画作品に出てくる「バター犬」は、見た目こそ犬の形をしていますが女性の股間を舐め上げることに執着する下品でお下劣なおもしろキャラクターになっています。
はい。という事でこの画像の人(犬)がバター犬です。
作中のバター犬は界隈では有名なクンニリスト(?)で女性にクンニをしてお金を稼いでいます(相場は2万円)。
しかし、どうやらこのバター犬のシノギは無許可営業のようで… ある日のこと、お巡りさんに同業者(?)を営業妨害(いいがかり)で訴えにいったらなんと!逆に風俗営業法違反で逮捕され、牢屋に入れられてしまいます(笑)ついでにもうひとつどうでもいいエピソードを紹介します。この画像でバター犬が持っている厚生労働省のお墨付きを盾に女性にクンニをしようとしたところ、女性に警察に通報されてまた警察に逮捕されてしまいます。(ちなみに厚生労働省のお墨付きが本物かどうか作中では触れられていません)
などなど、なかなかのアウトローな人(犬)生を楽しく過ごしている「バター犬」は谷岡ヤスジ先生の漫画にちょろちょろ出てくるので気になったら古本屋を探してみるといいでしょう(入手難度は高め)
「舐め犬」のハシリであり「女風」のハシリ
そんなこんなの谷岡ヤスジ先生の「バター犬」は、単純に「犬」のように一心不乱に何かを舐めまくる男性を模した「バター犬」では無く、人間味のあるヤバい愛されキャラといった感じなのですが、その姿、クンニに対する執着。どれをとっても完全に「舐め犬」の源流だと思います。(まー力説するまでもなくそうなんですが…)。そして男(犬ですが)がクンニでお金を稼いでいる(70年代だと笑い話になるけど今だと笑えない世の中に…^^;)姿はメタ的に現代の「女風」そのものだし、なんだか感慨深いものがありますね。
大昔に「バター犬」はいなかったのか?
調べて見ると昔から女性器に何かを塗って動物や犬に舐めさせるといった行為は存在していたようですが、今より嗜好品が少ない時代であってもバターより犬の食いつきがいいものは世の中にいっぱい存在していただろうし、敢えてバターをチョイスして舐めさせていた愛好家は少なかったのではないか?と推測します。
まためっちゃ暇だった時に調べてたんですがヨーロッパなどの古い文献で犬に女性器を舐めさせる時にバターを使用したという記録は確認できませんでした。(僕が調べきれなかった可能性あり) 動物虐待や動物愛護の観点からこういう獣姦的な性的倒錯には関わりたくないのでサラッと記載
何故か動物の行為で一般化された「バター犬」
この様な歴史を調べていると「バター犬」とは谷岡ヤスジ先生的な「バター犬」のハズなのに、今の時代では本物の犬に舐めさせる行為が「バター犬」として一般化されています。。
どうしてこの様な誤用が起きたのかについては、「バター犬」と聞いて直感的に感じるのが本物の犬のほうだという事も大いにありますが、80年代以降、「バター犬」を漫画(ビーバップハイスクール等)やサブカル雑誌・メディアなどで本物の犬に舐めさせる行為をとして取り扱ってそれが多数派をしめてしまった事も原因だと思っています。
そして谷岡ヤスジ先生的な「バター犬」は2004年に「舐め犬」というパワーワードが生まれた事によって役割を終えた形になってしまいました棲み分けが出来ているのでOKでしょう。
~終~