違和感や漠然とした「何か」

今年のクリスマスイヴもおかんと一緒にテレビを見ながらケーキを食べるのかと想像すると枕を涙で濡らしそうな後藤です。＞＜。（※結局、そうなりました）クリスマスは、本来、イエスの生誕を祝うものですが、日本では宗教色はほとんど褪せていて、季節のイベントと化しているのが実態ですが、せっかくなので、「無償の愛」のイエス様つながりという事で「愛の形」についてのコラムでも書いてみようかと思います＾＾

６種類の愛の形

カナダの心理学者ジョン・アラン・リ－は小説、歴史、哲学等、様々な分野の恋愛における調査をしていく中で、世界の全ての恋愛は大きくわけて６つに分けられると導き出しました。 「エロス」情緒的に強く感じる愛 「ルーダス」楽しむことを第一とする、ゲームのような愛 「ストージ」家族愛や友情のような愛 「プラグマ」社会的な地位上昇につなげようとする計算高い愛 「マニア」とりつかれた愛 「アガペー」相手のために自分を犠牲にする無償の愛そしてこれをエロス、ルーダス、ストージを第一次類型。プラグマ、マニア、アガペーを第一次類型の合成である第二次類型という形に分けて理解しようとしました。

キリスト教の愛は「アガペー」ですから、今のイベント化したクリスマスは「愛の形」の履き違えてるんじゃ？と思わなくもないんでしょうが、クリスマスがその人にとってどのような意味を持つのかはそれぞれですから、そういうイベントを通してそれぞれの「愛」を伝える機会になるのであれば、それもまたいいじゃないかと個人的には思います。

性欲と情緒的に強く感じる事は異なる

さて、この様な観点で、様々女性の相談を聞いていると、愛が足りない、そういう意識が足りない男性が多いのではないかということに、ふと気付きます。「エロス」は前述した通り、情緒的に強く感じる愛です。「性愛」や「肉体の愛」と言われるものですが、自らの「性欲」を発散させる行為とは違います。性感で「愛」と書いてしまうとちょっと( ´ﾟдﾟ｀)ｴｰという部分もあると思いますが、それくらい一般的に男性は射精できればそれでいい方が多く、女性の事を考えた女性本位のプレイをされる方が少ないのが現状のようです。

家族愛が女性の喜びの妨げになる場合も

男性が射精するためだけにセックスをしている場合は、女性がより気持ちよくなりにくいのは当然ですが、例えば、ご結婚される方の場合、初めはともかくとして「プラグマ」的な愛でつながっている場合もありますし、相手や自分が「ストージ」（家族愛）への傾倒が強くなってしまうのも原因の一つに考えられます。長くお付き合いしていく中で家族愛的なものが育まれていくのはいい事なのですが、家族愛に傾倒するがあまり異性としてみれなくなりセックスレスになってしまったり、行為自体がお付き合いの様な感覚になってしまい、感じれないおざなりな行為になってしまう‥また、結婚していなくてもお付き合いをしていく中で「ストージ」的な力が働きますので、肉体の愛を楽しむ対象として見れなくなってしまう事もありがちです。これ自体は、人の本能的に起こりがちな事ではありますが、エロスの対象として見れなくなるという事は、自分がこうして欲しいという事も伝えにくくなるので、本当に気持ちいいということを感じれない原因になっている事も少なくないと思います。^^; こういう事が原因で、刺激が欲しいとか、心の電池が切れそうになってしまったり、自分ではどうにもならない気持ちになってしまったりしてご相談にこられる方もいらっしゃいます。

深層心理の心の声

後藤のところに相談にこられる女性は、自身が利用される動機として「性欲」を発散させる為にきていると思っている方が多いのですが、それは少し違っていて、そう思っていないだけで、実は深層心理の中では情緒的に強く感じる愛や行為を求めてここにたどり着いた方も多いように感じています。単純に、男性の経験や知識不足で未知の部分を知りたいとか、もっとこうなんじゃないのかという期待や興味、好奇心からという方もいらっしゃいますが、これは深層心理の中の貴女が、感じられないのは男性の「性欲」だけの行為に原因があるのではないかという違和感や漠然とした「何か」を感じているのかもしれません＾＾

相手への行いが自分自身も癒す行為になる

個人的には完全に「無償の愛」を持ちうるのは難しいと考えていますが、「無償の愛」という愛の形に関心を持ち、それを活用する方法を考え、取り組むことで、自分の心を豊かにしたり癒したりすることに繋がるのではないかと考えているのでこのような事をしています。自分のためでもあるという感じですね^^ 性感に特化しすぎて、自身の活動の趣旨や考えやもう一つ伝わらないかなと思ったのでこれからは適当に何か書いて行こうかなと思いますー。あー、このような事を書くと、宗教っぽいですが、無神論者です（笑）ということで・・！こんな僕でもお役にたてそうなら気軽にお問い合わせください＾＾ ※2012/12/23のコラムをリライトしました。